My favorite things 私の好きなもの

dabadabax.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2009年 08月 04日

タヒチアンブルーに魅せられて(3)

タヒチに到着
7月11日(土)、成田から11時間かかってタヒチ島に到着。タヒチとはハワイのはるか南方にある118の島々の総称であり、正式にはフランス領ポリネシアと言う。フランス国籍を持つ人々はタヒチ語とフランス語を話す。観光に関係する人々は英語も話すが、現地の人はほとんど話さない。これまでフランス語を習得する機会が何度もあった私だが、その気がなく全くものにできなかった。それでも記憶から呼び起こす片言のフランス語が大いに役立った。(去年の部屋はスタイリッシュで清潔そのもの)
タヒチアンブルーに魅せられて(3)_a0035442_15193144.jpg

ほぼ満席の飛行機を降りると、ティアレの白い花のつぼみをプレゼントされ、タヒチアンミュージックを演奏する楽団に迎え入れられる。なぜか最後になった入国審査を受けてようやく外に出ると、現地の日本人の旅行会社の男性が「ツアーの方ですか」と声をかけてきた。去年来た私を覚えていると言う。

去年ツアーに参加して初めて来たとき、その男性にボラボラ島への1日ツアーの料金を聞いたが、日本人相手のツアーがあまりにも高いので驚いた。それで泊まったホテルに入っている旅行代理店に手配してもらい、4泊6日のツアーの最後の日、ホテルでの観光局主催のディナーパーティを断り、朝5時起きで空港に行ってスーツケースを預け、ボラボラ島へ日帰りで行った。翌午前2時発の飛行機で日本へ帰ることになっていたので、もしボラボラから帰りの飛行機が飛ばなかったら日本へ帰れませんよとその男性は言っていた。だがホテルの旅行代理店の人は、今の時期ならお天気なはずだから大丈夫、それに観光シーズンでただ1席だけ奇跡的に空いていた席なので、ぜひ行くべきだと勧めてくれた。

ボラボラ島でやりたかったことをすませ、午後4時にはパペーテに無事戻った。そして市内で行われるタヒチアンダンスのコンテストを観に行き、深夜11時過ぎに空港で日本に帰る飛行機のチェックインに合流するという実に勝手な行動をした。だからお兄さんは私の顔を覚えていたのだろう。今回は友人と個人的に来たからと言って別れた。(エレベーターはガラス張りで海が見渡せる)
タヒチアンブルーに魅せられて(3)_a0035442_15203863.jpg

今回の旅は限られた予算でできるだけ多くの日数を過ごそうということで、タヒチ島、ボラボラ島、マウピティ島、ランギロア島で一番安いと思われる宿をネットでくまなく探して予約。すべて私がアレンジした。日本からタヒチに行くツアーはタヒチ島、モーレア島、ボラボラ島に行くのがほとんどで、超高級ホテルを使い、信じられないほど高い。ハネムーナーだから奮発できるのかも知れない。去年のツアーは高級ホテルに4泊したが格安で、バッグ、Tシャツ、パレオ等のお土産つき。タヒチアンダンスを見に行くおまけまでついていた。

今回はマウピティ島の2拍を除いて、キッチン付きの自炊ができるホステルが中心となったため、スーツケースの中身はいつもの海外旅行とはかなり異なった。パックごはんにレトルトカレー、カップラーメン、乾燥うどん、スープ、魚の缶詰、寒天サラダ、わかめ等々。調味料にドレッシング、オリーブオイル、つゆの素、プラスチック食器、薄いまな板、ナイフ。蚊が多いと聞き、蚊取り線香、防虫スプレー、虫よけグッズと対策もバッチリ。紅茶、日本茶、コーヒーも忘れず、南の楽園に行くというのに、まるでサバイバルツアーに出かけるようだった。
タヒチアンブルーに魅せられて(3)_a0035442_1526317.jpg

一泊数万円から何十万円もする超高級リゾートホテルが売りのタヒチにあって、1人3000円台から4000円台という宿は一体どんな所なのだろうと、自分で予約しながら大きな不安を抱いた。私は今まで多く旅行してきたが、海外でバックパッカー用の格安ホステルに泊まったことはない。だがその方がタヒチの人々、世界中から来る人たちに会えるという友人に背中を押された。そしてその通りだった。高級ホテルに泊まったのでは、こういう旅は絶対にできないだろうと思った。ランギロア島最後の日だけ、せめてエアコン付きのホテルにしたいと友人にお願いして予約したが、1泊3000円ちょっとのランギロアロッジの方が私たちには最高だった。

by dabadabax | 2009-08-04 15:31 | タヒチ


<< タヒチアンブルーに魅せられて(4)      タヒチアンブルーに魅せられて(2) >>