My favorite things 私の好きなもの

dabadabax.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2007年 08月 14日

「坊ちゃん」の舞台

「坊ちゃん」の舞台_a0035442_11475382.jpg

松山に行く前に、昔読んだ「坊ちゃん」を改めて読んでみた。四国の田舎、松山に赴任した坊ちゃんの正義感溢れる教師生活がいきいきと描かれていて面白い。でも教員同士のえげつない権力闘争に、大人になってしまった私は、もう少し賢く立ち回ったら違う生活があったのではと思ってしまった。しかし若い江戸っ子だからこそ、黙っておくことができず、辞表を送りつけてさっさと東京に帰ってしまったんだろう。「親譲りの無鉄砲で小供のときから損ばかりしている」という書き出しで始まる本は、今風にパート2がもしあるとすれば、次は東京でどんなことになったのだろう。ちょっと読んでみたい。

漱石は明治28年(1895年)4月に29才で松山中学に赴任し,1年あまりを松山で送った。その後,旧制五高(現熊本大学)の講師を経て,英国に留学(明治33年~35年:33歳~35歳)。松山から10年後の明治39年(1906年)に「坊ちゃん」を発表した。もう100年にもなるが、市内には[坊ちゃん」が多く見られ、愛されているのがわかる。「坊ちゃん」の舞台_a0035442_1150096.jpg
「坊ちゃん」の舞台_a0035442_12525398.jpg


市内の繁華街にある「坊ちゃん」というレストラン。「漱石の自筆の原稿もあるのよ」という店内にはゆかりのものがたくさん飾られていた。店前には坊ちゃん列車も。暑かったが、このパフェを全部食べたら元気が回復した(笑)。右は道後温泉の帰りに食べたと言われる「坊ちゃん団子」。そんなに甘くなく美味しい。
「坊ちゃん」の舞台_a0035442_11522357.jpg

店の前には「俳句ポスト」なるものがおいてあった。さすがの街である。


by dabadabax | 2007-08-14 12:44 | 四国


<< 「坂の上の雲」とスペシャルドラマ      ファッションフルーツ(日曜日の... >>