仕事場まで自転車で5分、道後温泉まで車で10分弱、20分も行けば海で釣りができる。東京の生活しか知らなかった息子は、松山の便利さ、豊かさを満喫している。600円も出せばランチにすごく美味しい握り寿司が食べられると言う。東京ではそういう暮らしは絶対にできない。
松山と言えば
道後温泉。松山に来たらやっぱり行かなくちゃと、車にバスタオル、シャンプー、リンスの一式セットを積んで連れて行ってくれた。歴史年表を見てみると、596年に聖徳太子、1795年には小林一茶、そして1895年(明治27年には正岡子規とともに夏目漱石入浴とある由緒正しい温泉である。宮崎駿監督作品「千と千尋の神隠し」のモデルとなったとも言われる。金400円也を払った神の湯は、遅い時間だっただけに地元の人たちでいっぱい、いいお湯だった。こんな贅沢なお湯が楽しめる街って、なんていいところなんだろう。観光客がいなくなった夜11時近くにはさすがひっそりとした。
すぐ前の
おいでん屋で食べた魚はさすがの味。タコ飯も美味だった。