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2013年 06月 16日

沈黙の福島

5月初めに韓国に旅行しました。2年前韓国は光州で開かれたJYJのコンサートに行った時、偶然出会った女性が現在、済州島の大学で教えています。その方の招きで済州島に行ったのですが、その時に紹介された方が、東北の被災者の方に役立てて欲しいと寄付を下さいました。
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友人の力を借りて、2011年から石巻、この春から福島の方々の支援を続けています。寄付して頂いた多額のお金の一部をその両方に、この先2年間毎月送ることにしました。その残りのお金を福島の方々に直接届けたいと思い、深夜バスを利用して行ってきました。
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(ここが原発5km地点。この先に原発があるそうだ)
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福島の南相馬一帯で支援活動をしている六角支援隊のことは、作家椎名誠さんの奥さんで、同じく作家の渡辺一枝さんの「福島の声を聞こう」という会で知りました。新宿を午前0時過ぎに出たバスは、福島駅に午前4時半に到着。6時35分のバスに乗り継いで終点に着くと、六角支援隊の方々が車で迎えに来てくれていました。
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六角支援隊の隊長の大留さんにお金を渡した後、他のメンバーの方々が被災地を案内して下さいました。2011年の3ヶ月後に気仙沼、6ヶ月後に仙台から石巻に行き、それぞれ現地の人たちに案内して頂き、地震だけでなく、津波の被害に息を呑みました。
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南相馬は原発から20kmくらいで、避難するべきかは線引で決められたそうです。現在、原発5kmの浪江町まで入れる様になったそうで、そこまで連れて行って下さいましたが、言葉にならない光景が広がっていました。
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気仙沼も石巻も想像を絶する被害に見舞われていましたが、浪江町の荒廃した広い地域には、我々以外にとにかく人がいない。まさに「沈黙の福島」でした。5km以内の地域の人たちは未だに自分の家に帰ることもままならない。恐ろしい現実が続いています。
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(家が並んでいるが、誰も住んでいない。草がぼうぼうとなっている)

by dabadabax | 2013-06-16 23:44 | 東北


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